寄付自治体名 | 佐賀県佐賀市 | |
寄付金額 | 39,000円 | |
評価 (コメント数) | 【楽天】 0(0)[2024-12-18時点] |
九州北部背振山山系の山懐に囲まれた肥前大和松梅郷は、江戸の昔から干し柿の産地で殿様に献上していたと言われています。 またこの地区には干し柿の種を取り除き巻き柿にして保存して干菓子として供されていました。 干し柿は昭和の中頃までは縁起物としてお正月には欠かせないものでしたが、「ころ柿」(かたい干し柿)の消費が減り、「あんぽ柿」(水分が多く柔らかなトロリとした干し柿)が主流になって半世紀近くになります。 巻き柿は「ころ柿」でしか作れないため、一部農家の高齢者に継承されている状態が続いていました。 (ころ柿は「いなさ」あんぽ柿は「はがくし」という品種でつくられています。) 知り合いのお茶の先生に、京都のお茶の先生から以前いただいた「巻き柿」が手には入らないかと言われたが手に入れることができませんかと「湛然の里」が相談を受けましたがご希望に沿うことが出来ませんでした。 湛然の里では「いなさ」での干し柿作りからはじめ「巻き柿」の伝承と商品化を進めました。 「巻き柿」は干し柿作りに二ヶ月、種を取り除き簀巻きで巻き込約1年から2、3年熟成乾燥させて出来上がります。 干し柿も上質のものでないと数年の熟成に堪えられません。 2年3年と熟成乾燥させることにより、ほのかな香りと甘味は一段と上品になります。 背振の山々に囲まれた里山の寒風とお日さまの自然のみが作り出す郷に住む私たちへの恵みだと思い、湛然の里では肥前大和松梅郷の自然からの恵みを伝えていきたいと商品化致しました。 自然に左右されることが多いので年間100本程度の商品化して予約の方のみにお分けしていましたが、今回のふるさと納税返礼品として熟成3年の「巻き柿」を、数量限定でお出しすることになりました。 【巻き柿と九州三大歌人中島哀浪との想い出】 今から六十数年前、私が小学生のころ久保泉の中島哀浪宅で巻き柿を食べた思い出である。 祖母が哀浪さんの奥さんと姉妹だったので小生を連れて行ってくれたのであろう。 縁側から前の川を見ながら巻き柿を食べているとき「うまいだろが」と言われて、甘くて美味しかったことを今でも思い出す。戦後のお菓子などない時代だったので鮮明に覚えているのかもしれない。 五十数年ぶりに帰省して偶然巻き柿に出会いましたが、今はほとんど作られていないとのこと。 今の干し柿は柔らかい「はがくし」という品種がほとんどで巻き柿をつくれる「いなさ」という品種の干し柿は作られていないことを知りました。 「巻き柿」を復活させてみようと挑戦して五年かかりで製品化することができました。 偶然にも時を同じくして中島哀浪が葉隠の研究家で友人の栗原荒野氏に贈った歌集「柿百選」を、荒野氏のご子息の耕吾氏よりわたくしにと贈りいただきました。これは何かの不思議なめぐりあわせを感じ地元の名尾和紙に歌集「柿百選」より数首を印刷してみました。 「巻き柿」をお客様などにお出しするとき懐紙代わりに使ったり、しおりなどに使って見てください。 ※解凍後はお早めにお召し上がりください。 【地場産品基準のうち該当する類型:告示第5条第3号】 上記類型に該当する理由 市内で製造されたもの 商品説明 内容量 巻き柿:1本 (木箱入り、手提げ袋付き) 原材料 大和町松梅地区産柿(品種:紅いなさ) アレルギー 特定原材料8品目は使用していません 特定原材料に準ずるもの20品目は使用していません 申込期間 【期間限定】10月~12月 配送方法 冷凍 発送期日 入金確認後、約2~3週間で発送 提供元 湛然の里 ・ふるさと納税よくある質問はこちら ・寄附申込みのキャンセル、返礼品の変更・返品はできません。寄附者の都合で返礼品が届けられなかった場合、返礼品等の再送はいたしません。あらかじめご了承ください。【ふるさと納税】肥前大和 巻き柿 湛然さん:B390-004